全国各地に、有機栽培に取り組む産業者たちが誕生しはじめた頃です。

クレヨンハウス大阪店ができた翌年のこと、自然食の八百屋「野菜市場」を、東京店と大阪店にオープンしました。こうして25年前からクレヨンハウスは有機栽培に取り組む生産者たち、その有機農業を支援する「八百屋のグループ」に、参加したのです。日本におけるオーガニックの幕開けに参加できたことを、わたしたちはいまも誇りに思っています。おかげさまでオーガニックレストランも早くからはじめることができました。

あれから25年。わたしたちの食生活は良くなったでしょうか？保存料、甘味料、着色料、香料といった食品添加物を、子どもたちはもう口にしていないのでしょうか？農薬や化学肥料は使われていないのでしょうか？残念ながら日本の有機農産物は、全農作物の1％にもほど遠い生産量であるのが現状です。

2011年3月11日には、東日本大震災がありました。そのときからクレヨンハウスは有機農産物をすべて「西から」に切り替えて野菜市場で販売し、レストランでの食材として使い、「お野菜会員」に提供してきました。

異常気象による豪雨や洪水、温暖化により、西日本の有機農家のご苦労は大変なものです。

「西からの旬菜便」のセンターは、クレヨンハウス大阪店、文字通り「西からのオーガニック便」となります。日本の有機農業を進めること、いっしょにはじめませんか？